切削工具研削技能士

全国機械用刃物研磨工業協同組合では、技術と地位の向上を図る一環として国(現厚生労働省)に働きかけ昭和56年から国家検定試験を実施し超硬刃物研磨技能研修テキストの製作・監修をしています。
現在までに数多くの切削工具研削技能士を輩出してきました。

切削工具研削技能士
切削工具研削技能士とは国(厚生労働省)が定めた国家検定制度に基づく切削工具研削技能士検定に合格した者にのみ与えられる資格を有する研磨技術者です。

技能検定
技能検定は「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する技能の国家検定制度」です。
技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図る目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。
技能検定は昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、現在133職種について実施されています。
技能検定の合格者は200万人を超え、確かな技能の証として各職場に於いて高く評価されています。

技能検定は国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づき、試験問題の作成については中央職業能力技能開発協会が試験の実施については各都道府県がそれぞれ行うこととされています。
又、各都道府県の業務のうち、受験申請書の受け付け、試験実施等の業務は各都道府県職業能力開発協会が行っています。

技能検定の等級区分
技能検定には、現在、特級、1級、2級、3級に区分するもの、単一特級として等級を区分しないものがあります。それぞれの試験の程度は次のとおりです。
特 級 …… 管理者または監督者が通常有すべき技能の程度
1級及び 単一等級 …… 上級技能者が通常有すべき技能の程度
2 級 …… 中級技能者が通常有すべき技能の程度
3 級 …… 初級技能者が通常有すべき技能程度
(※これらの区分以外に外国人研修生等を対象とした随時実施する3級、基礎1級及び基礎2級があります)

技能検定の合格者
技能検定の合格者には、厚生労働大臣名(特級、1級、単一特級)または都道府県知事名(2級、3級)の合格証書が交付され、技能士と称することができます。
また、技能検定合格者には、他の国家試験の受験や、資格取得に際して特典が認められる場合があります。

試験内容
検定職種ごとに実技試験及び学科試験が行われます。
実技試験は、原則として、試験日に先だってその課題が公表されます。試験時間は普通4~5時間で、職種によっては、標 準時間と打ち切り時間が定められています。また職種によっては、実際的な判断等を試験するために要素試験、ペーパー テストが行われます(この場合試験問題は公表されません)。
学科試験は、全国統一して職種(作業)、等級ごとに同一の日に行われます。

技能検定についての詳しい内容は⇒中央職業能力開発協会(JAVADA)

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